大阪と和歌山を結ぶ交通の大動脈”国道26号線”。
大阪南部の住民にとってはなくてはならない国道です。
その26号線を北へ向かって走り、もうすぐ難波あたりかなというところで左手に
この鳥居は必ず目にしているはずです。
あまりにも有名です。でも知っているだけでお参りはしたことがなかったんです。鳥居をくぐり参道を進みました。手水舎は通常すぐ左手にあると思っていましたが妙な位置にありました。別の参道のすぐ左手にあるように見えたので’こっちが正式な鳥居か?’と思い鳥居をでて見てみると、掲げられているのは<敷津松之宮>だったんです。
参道がクロスしているのがお分かりいただけるでしょうか?
クロス地点にパワーがあるとか、ないとか。
敷津松之宮
大国主神社として有名ですが、ここは敷津松之宮(しきつまつのみや)です。由緒も古く、神功皇后が三韓征伐より帰朝した時、敷津の浜を航行していると海岸に荒波が打ち寄せておりました。、渚に松を3本植えて、ここより潮が満ちないよう祈願し、その松の下に”素盞嗚尊”を祀ったとされています。
主祭神は素戔嗚尊、大国主命
相殿神は事代主命、奇稲田姫命、少彦名命、八柱御子神
御神徳はえんむすび、商売繁盛、家内安全
素戔嗚尊の娘に大国主命が求婚しました。
ところが素戔嗚尊は”ぜったいアカン”とばかりに大国主命の懇願に対して首をタテに振りませんでした。それでも諦めない大国主命に、素戔嗚尊は難題をだし「これをクリアできたら娘をやろう」みたいな条件を出しました。大国主命はそれを見事にクリアし、めでたく結ばれました。
と言うことで”義理の親子関係”になります。
この話から<縁結び>の神となりました。
大国主神社
敷津松之宮の摂社になります。延享元年(1744年)に神託があり、敷津松之宮に出雲大社の神を勧請して建立されました。
それ以降、”東は今宮の戎さん、西は木津の大黒さん”といって参れば商売繁盛にご利益があると’なにわの商売人’ほか多くの人々から親しまれています。
正月の十日えびすでは『えびす、だいこく両社詣って本まいり』といわれているように大勢の人で賑わいます。今宮えびす神社のご祭神は事代主命なので大国主命の子です。ということは素戔嗚尊、大国主命、事代主命で親子三代となります。
全国各地お神社で”種銭”は販売されていますが大国主神社の種銭は特別にご利益があるそうです。財布に入れて宝くじを買ったら当たった!という話がゴロゴロあるそうです。ならば絶対に手に入れねばと思いいただきました。来年の十日戎は、はじめに敷津松之宮にお詣りし、次に大国主神社を参拝して種銭をいただき
それから”えべっさん”にお参りするようにしよう。そうしたら当たるかも!